大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

脱法牛に騙されるな!!


こんにちは!大阪は高槻で黒毛和牛の焼肉をメインに、コロッケやとんかつといった

揚げ物を販売している本格精肉店を営んでおりますオーナーのフナさんです!

 


価格マジック

 


お肉や魚って基本的に生き物なので

相場というのがコロコロ変わります。

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お肉はともかくとして

魚はその時その時の〝旬”によって

価格変動は激しい食材です。

 

ですが、

お肉は価格変動を起こしにくいのかというと

そうでもありません。

 

例えば、今のシーズン。

 

ゴールデンウィークというのは

お肉がよく売れるシーズンとされています。

暖かい陽気になり

みんな外でバーベキューをしようと

気分が高まります。

 

そうすると、

気分の高まりと比例して

価格の高まりが起こるのです。

 

他には、これから始まるお中元シーズン。

 

こちらも世間でお肉のギフトを贈ろう

という気分が高まります。

すると、やはりお肉の価格も高まるのです。

 

年末なんてもうとんでもない高騰を見せます。

つい最近までとは全く異なる価格。

でも、品質は全く変わらず。

むしろ、需要が多い分多く出荷しないといけないので

本来の品質以下って事も少なくないのです。

 

事実、現在わたしのお店も

価格高騰の波にのみこまれています(汗)

もう溺れる寸前です(笑)

 

あとはお肉の部位です。

 

お肉の部位によって売れやすいシーズンと

売れにくいシーズンは異なります。

 

あなたもこの暖かくなったシーズンに

食べたくなるといったらやっぱり焼肉じゃないでしょうか?

 

焼肉のド定番メニューといえば『カルビ』ですよね?

 

『カルビ』という商品はおもに「バラ」を使用します。

カルビを求めるお客様が多いので

必然的にバラがよく売れるのです。

 

そうすると、やっぱりバラの価格は上がります。

 

お肉業界ってちょっと特殊なんですよ。

 

っていうのも、

普通、世間一般的には、よく売れて流通量が増えると

価格は下がっていくというのがあたりまえですよね?

 

でも、お肉の場合はたくさん売れるとその分

価格が高騰する業界です。

 

理由は、”生き物”だからです。

 

生き物はこれが売れるから大量生産しよう!

という訳にはいかないのです。

むしろ、決まった量しか生産できないので

その分価格を上げて、流通を調整しないといけません。

 

例えば、バラがたくさん売れるのとは反対に

お鍋のシーズンにたくさん売れる部位は売れにくいのです。

 

肩ロースという部位などは、お鍋に使うことが多いので、

この時期にあまってしまいます。

 

だから、バラの為にたくさん牛を育てても

肩ロースがたくさん余るので、大量生産ができないのです。

 

そこで起こってくる問題が

『品種偽装』です。

 

黒毛和牛を使っていたお肉屋さんは、

価格が高騰してくると

黒毛和牛より安価で手に入る【経産牛】を使用します。

 

この【経産牛】というのは、

出産を経験した高年齢の牛の事です。

 

高年齢化してくると、お肉の品質は徐々に低下します。

肉質が硬くなったり、独特な香りが出てきたり、

色が鮮やかではなくなってきたりします。

 

ましてや、出産を経験しますので、

体へのダメージもあり、食肉としてのポテンシャルは下がります。

 

人間も出産を経験すると体質変化が起こるというのを

よく聞きますよね。

それと同じです。

 

そうなった牛というのは、たとえ黒毛和牛でも

「食肉用」としての価値はやっぱり下がってしまいます。

【↑こちらがA5ランク黒毛和牛】

【↑こちらが黒毛和牛経産牛】

 

でも品種は「黒毛和牛」ですので、

販売する際は堂々と「黒毛和牛ですよ!」ってうたいます。

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仕入れ値は下がっているけど

販売価格は通常の黒毛和牛と同じ。

なんていうお肉屋さんがこのシーズンになると

いつも増えるのです。

 

法律的にはたしかに問題ありません。

しかし、お客様のことを真剣に考えているかと言われれば

疑問です。

 

「それが企業戦略じゃん!!」

って言われればそうです。

違法ではありません。

ですが”脱法”といえます。

 

グレーの部分の商売ってことです。

 

こういった商品がほしいってお客様がたくさんいるかというと

そうではありません。

 

『黒毛和牛』という確かな品質というブランドを

信じてお客様は期待しています。

 

その黒毛和牛ブランドを信用して購入している

一般消費者を、”脱法牛”で儲けるって

ちょっとナンセンスだなぁとわたしは思います。

 

これを読んで

「それはそれで企業努力だからいいんじゃない?」

って方はそういった商品を購入してください。

 

でも、黒毛和牛という品質をちゃんと楽しみたい

って方は、黒毛和牛という名前を過信しすぎないよう

注意してくださいね!

 

じゃあどうやって気をつければいいのか?

スタッフに「これは経産牛ですか?」

って聞くとそこのスタッフはあまりいい顔をしません。

もしかすると「違います!」って言ってきます。

伝えないといけない義務はないですので

あとはその人のモラルを信じるしかありません。

 

これでは本物の黒毛和牛を手に入れるのは困難です。

 

しかし、見分け方は無い訳ではありません。

 

経産牛の特徴としては

脂の色が黄色がかっている

ってことです。

 

稀に真っ白の脂の経産牛もありますが

このような牛を見分けるのは

一般の方はほぼ不可能です。

 

ですがだいたいの経産牛は

脂が黄色がかっていますので

【黒毛和牛】と表記されているのに

脂が黄色いって時は踏みとどまってください。

 

 

交雑種とホルスタイン


これも牛が高騰してくると発生する

品種マジックです。

 

この二つは共に

国産牛』という表記で販売が可能です。

 

ですが、交雑種とホルスタインでは

原価価格が圧倒的に違います。

 

もちろん品質も比べものにならない差があるのです。

 

普段は交雑種として販売しているお店が

いきなり「国産牛」という表記に変わった時は

ホルスタイン種に変わっている恐れがあります。

【↑こちらが交雑種のロース】

【↑こちらがホルスタインのロース】

 

なので、いつもの品質だと思って買うと

かなり痛い目に遭っちゃいます!

 

こうやって自分が求めている商品と

違う商品を知らず知らずのうちに

手に取らされているって事を

知っておいてください。

 

あなたのお肉ライフがより良いものになる事を願っております。

 

 

フナさんでした!

 

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