大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

【超わかりやすい経済の仕組み】~入門編vol,2~


 

好景気のメカニズムと不景気のメカニズム


 

こんにちは。

肉匠牛久のフナさんです。

 

前回から始まった肉屋が解説する「日本一わかりやすい経済解説」。

 

一般人が伝えるからこそ、着飾らない伝わりやすい言葉や例えでお送りするため、

とっつきにくい「経済についてのお勉強」をより気軽に学べます。

 

経済の知識をつけることによって、自分の今、はたまた未来の経済状況がどうなっていくのか、

また、日本の経済はどうなっていくのか。世界と日本はどのような状況なのかなどが、

オモシロい様にわかってきちゃいます!

 

すると、今まで良いと思っていた事や、悪いと思っていた事が実は違ったという事にも気付けますし、より正解に近づけるようになれるので、ぜひ学んでいただいて、正しい経済活動をしていただければなぁと思います。

 

今回のテーマは【好景気・不景気】を考えてみたいと思います。

この『好景気・不景気』ってどうなったら好景気で、どうなったら不景気なの?

好景気になるメカニズムや不景気の原因についてやさしく解説していきたいと思います!

 

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好景気ってどんな時?

 

「最近景気はどうですか?

「ボチボチでんなぁ」

なんて会話をよくしますが、(こんな会話関西でもメッタに聞きません!)

そもそも、景気が良いってどういう時の事を言うのかを考えていきましょう!

景気が良いって一言で言うとどういう状態かって説明するとすれば、

『儲かっている』って状態です。

 

じゃあ、儲かっている状態ってどういう状態かっていうと、

まず一つ目は、『仕入れたものがほぼ完売する状態』です。

自分が思っている商品数どおりか、あるいはその予想を上回っている時の状態です。

 

そして二つ目は、『適正価格で販売できている状態』です。

「このくらいの仕入れ価格だから、このくらいの売価じゃないと、商売が成り立たない」

という希望の価格で販売できていれば、自分に残せる利益もしっかりと確保でき、

結果、儲かる状態になります。

 

わかりやすく言うとこういう状態が『儲かっている状態』と言えます。

 

では、儲かる状態をつくる上で一番大切になってくる事はいったいなんでしょう?

 

良い商品をつくる事?

原価の安い商品を仕入れる事?

よりよいサービスを提供する事?

 

これらもビジネスをする上では非常に大切な事ではありますが、

もっと大前提として非常に大切な事があります。

それは・・・

 

『お客さんがいる事』

これがとにもかくにも一番重要な事です。

 

いくら優れた商品を扱っていても、

いくら安く仕入れた商品があったとしても、

いくらすばらしい革新的なサービスを施したとしても、

お客さん』がいなければただの宝の持ち腐れで終わってしまいます。。。

 

でも、窓の外を見てください。

車が走っていたり、人が歩いていたり、バスに乗っていたり。

人はたくさんいます。

「じゃあお客さんはたくさんいるからいいや!」

って事ではないんです。

 

あなたの商品を『買える状態のお客さん』がどれくらい居るのかが大切なのです。

 

一般的な感覚では、給料日前は食費を切り詰めたり、節約をしたりします。

逆に、ボーナスが入ったり、給料日後というのは、多少の贅沢をしたくなるものです。

 

これってどういう事かをわかりやすくいうと、

お金があるか無いか」ってだけです。

 

普通の人は、お金があればそれなりにモノを買います。

しかし、お金が無くなると当然、モノを買わなくなります。

 

という事は、

いくら商品が優れていても、お金をそれなりに持っている人が周りに居なければ、

商品は売れません。

厳密に言うと、買えないのです。

 

要するに好景気の状態というのは、大前提として、

「商品を買える人がたくさんいる状態」でなければいけません。

 

ではここで、前回の話を思い出してみてください。

読んでない方はこちら→http://www.gyu-hisa.jp/economy-vol1/

 

所得というのは、お客さんが支出して、自分に入ったお金が所得になるんでしたね?

で、そのお金を持ってどこかで何かを買えば、その買った先のお店の人の所得になる。

で、またそのお店の人が別のお店で・・・

これがお金の流れでした。

 

ということは、儲かっている状態の人がお金を使うと、

その先の人も儲かる。

そしてその儲かった人がまた、何かを買うと、そのお店の人が儲かる。

これがいわゆる【好景気】のメカニズムです。

 

不景気ってどんな時?

 

では逆に、不景気のメカニズムは?っていうと、

儲からない』状態です。

ですが、ただ単に言葉で「儲からない状態」とは言っても、

現実はかなり恐ろしい状態なのです。

 

儲からない状態とはどういう状態か?っていうと、

当然、お客さんはお金が無い状態ですから、いくら良いものを売っていても売れないわけです。

でも、お店側からすると、「仕入れをしてしまっている以上、せめて原価くらいは回収したい

と、当然思うわけです。

じゃあこのお店は何をするかというと、

【値下げ】をするわけです。

 

希望の価格では売れなかった商品も、利益を削り、価格を下げると売れるようになった。

 

この光景を見ていたライバルは、

「あそこが値段を下げたから、余計にウチに客が来なくなった!

よし!ウチも値下げをしよう!」

そう言って、近所のライバルも値下げを始めます。

 

すると、それまで値下げでなんとかお客さんを確保していた最初のお店は

また、ライバル店にお客を奪われて儲からなくなってしまいます。

すると、店主はまた、

「もっと値下げをしなければ負けてしまう。」

しかし、前回の値下げで利益も削り、このままでは値下げができなくなってやられてしまう。

だから今度は、経費を抑えにかかります。

 

具体的には、商品原価の見直し、人件費削減、賃料交渉。

できる事はこれくらいです。

 

しかし、商品原価の見直しというのは、できてもほんの少しです。

っていうのも、元々商売をはじめるにあたって、ある程度原価を抑える仕入れルートが

確保できているから、商売をスタートさせているところがほとんどで、しかも、

これまでの運営の中でも、合理的に安くできそうなことはこれまでもしてきているはずです。

 

なので、これよりさらに安く!というのは、その商品を生み出せなくなる可能性もあるため、

現実的にもそんなに下がるモノではありません。

 

テナント料の引き下げ交渉なども一つの手ではありますが、

自分が儲かっていないということは、そのエリア、あるいは国全体が不景気で、

もちろんその家主さんも不景気の波にのまれている可能性は十分あります。

なので、その家主さんも簡単に賃料を下げるとは言えない状態の可能性が高く、

また、下がったとしても、商品を値下げできるほどの効果が出るのかは微妙です。

 

よって、一番テコ入れされるのが『人件費』です。

 

ボーナスを減らす、あるいは無くしたり、

もっときつい時は、基本給の見直しや時給の見直し。

さらにきつい時は、従業員をクビにする、いわゆるリストラです。

 

このようにして、経費を削減し、ライバルに負けないための値下げを行なう。

 

でも、当然相手も黙っちゃいません!

その値下げに対抗するために人件費を削って・・・

 

という攻防が繰り広げられ、結果、どちらかが潰れたり、潰れなくとも、自転車操業のような

状態になってしまい、誰も儲からないといった状態になります。

 

この現象で何が一番恐ろしいかというと、人件費を削減し始めた事で、

その人たちがどんどん貧乏になっていき、結果として、買えない人を生み出してしまったのです。

わかりますか?

 

好景気っていうのは、お金を持っている人が、何かを買うから、お店側は儲かるんですよね?

で、そのお店の人がまた別のお店で何かを買う。

これの繰り返しで好景気が生まれますし、継続します。

 

でも、そもそもお金が減ったり削られたら、その分買えるものが減りますし、

買うにしても、金額の安いモノを選びます。

 

自分たちが商品を売りたいがために削った人件費は、回りまわって、自分たちの商品の価格を下げる事に繋がっているって事なんです!

 

この、「値下げがどんどん進んでいく状態」を、【デフレーション(デフレ)】といいます。

経済の世界で言うと『物価が下落する』なんて言い方をします。

 

反対に、「モノの値段が上がっていく状態」を、【インフレーション(インフレ)】といいます。

これも経済の世界では、『物価が上昇している』などと言われます。

 

この『インフレ・デフレ』が我々の生活にものすごく影響するんです!

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デフレが続くと成長しない

 

わたしたちは何かをしようと思うと、大抵の事に「お金」がかかります。

だから、何かをするために、何かを得るために「お金」を集めます。

しかし、その「お金」が思うように集まらないと、結果として、『何かをする』、『欲しいもの』を諦めたり、妥協します。

 

この諦めや妥協が、不景気の原因、つまり『デフレ』の原因なのです。

 

欲しいと思っていても、実際に何故買わないのかというと、

「お金が無いから」という理由で買わないものはたくさんありますよね?

 

これは【ニーズ】はあるんですが、【需要】には繋がっていないのです。

 

これはどういう事かというと、

駆け出しの新米ホストが、カッコつけのため

「僕はモテたいから、速くてカッコいいフェラーリに乗ってみたいな!」

というお金もまだ持っていないホストがいたとしましょう。

 

このホストは、買えないけど、もし買えるようになったらフェラーリが欲しいと思っています。

 

これは、ホストでモテる為にはフェラーリが必要だ!というこのホストなりの考えがあり、

だから、数ある車の中でも、フェラーリをチョイスしています。

これがいわゆる【ニーズ】と言われる部分です。

 

しかし、このホストはまだ新米で、稼ぐところまではいっていないため、

まだこのフェラーリを買うというレベルには達していません。

なので、「そのフェラーリを売ってくれ!」とは言えず、

お店側もこのフェラーリは売れません。

要するに【需要】は無いのです。

 

【需要】というのは、お客さんが買えるというのが基本条件で、

その買える状態の人たちがたくさん売って欲しいという状況を「需要が多い」を言います。

ここ、よく勘違いしている方が多いので、この機会にちゃんと覚えておいてください。

 

【ニーズ】というのは、買える買えないに関わらず、

自分にはこんなのがあったらいいな』という欲がある事をいいます。

こういう声が多くの人から聞かれると、「ニーズがある」と言われるのですが、

その商品が、手の届きにくい価格でしか販売できなければ、

『ニーズはあるけど、需要はない』って状態になります。

 

『ニーズ』というのは『願望』で、

『需要』というのは『買いたい人』だと覚えておいてください。

 

話が少し脱線しましたが、

この『需要』が大きくなるって事は、買えるお客さんがたくさん居るって事です。

逆に、『需要』が小さくなるって事は、買えるお客さんが少ないって事です。

 

買えるお客さんの数が多いと、お客さん同士が「我先に!」と取り合いになったりします。

これは、買う人が多いため、早く買わないと売り切れてしまうからです

そして実際に売り切れてしまうと、

ちょっと高くてもいいから、次は優先的にちょうだい!」ってなります。

 

「こんな世界実際にはありえない」って今の20代以下の人は思うかもしれませんが、

約30年ほど前には、日本でもこのような事は実際に起こっていました。

これが【インフレ】です。

そして、その価格がどんどん上がっていき、異常なまでにその勢いが加熱してしまう事を

【バブル】と言います。

この【バブル】についてはまた違う時にやりますので、それまではおあずけ。

 

【インフレ】というのは、

「売ってくれ」という人が、「いかがですか~」と売っているお店側の数よりも多い状態を言います。

 

では【デフレ】をいうのは、その逆で、

「売ってくれ」という人が、「いかがですか~」と言って売っている人よりも少ない状態で、

お店側のほうが多いため、「ちょっとマケときますからいかがですか~」と、値下げをしてでも売ろうとする現象を言います。

 

売り手側、要するにお店側の事を【供給】といい、

【需要】よりも【供給】の方が多いと、値段=物価は下がっていきます。

これを【デフレ】と言うんです!

 

デフレが発生すると、物価が下がっていますから、その分人件費が削られます。

その人件費を削られた人たちは、お金の量が減っているため、買い物をしなくなります。

買い物客が少なくなると、お店はヒマになり、稼げなくなるため、もっと値下げをして、

なんとかお客さんに来てもらう事を優先します。

そうするとまた、より人件費を削るようになり、正社員から派遣社員に変え、

アルバイトやパートをメインにし、

外国人の安い労働者に頼るようになり、

結果、日本人の所得(お給料)はどんどん下がっていき、

当然、買えるものも少ないため、消費も落ちます。

そしてさらに安くするために・・・

 

と、こんな事を繰り返してしまうという最悪の状況を

【デフレスパイラル】と呼ばれたりもします。

 

ここで大事なのは、デフレが進むと当然、働いている人の所得も落ちています。

所得というのは、需要を生み出す源でもありますから、

要するに、所得が落ち込むと需要も少なくなります。

という事は、もちろん需要が少ないため、生産もされません。

生産が無いということは、当たり前ですが、支出もありません。

よって、所得も当然ありません。

 

まさしく『GDP』が増えていかないという事になります。

 

『GDP』が増える=所得(お給料)が増えるって事は前回言いました。

この『GDP』を増やすためには、【インフレ】を起こさなければいけません。

モノの物価が上がるから、適正の利益が確保され、人件費を削らずに済み、

消費も健全に行なわれる。

こうやって、モノを買える人がどんどん増えた結果、売り切れが起こるくらい

数量が売れ、店も忙しくなり、新たに従業員を適正賃金で雇う事ができる。

 

これが各地域で、各都道府県で、日本全体でというふうになれば最高なのですが、

なかなかいかないのが現実でございます。。。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

前回よりもより深くやってみましたが、ついてこれていますか?

 

わからない事があれば、下のコメント送信欄にてお気軽にご質問くださいね!

 

今回の記事で、『インフレ・デフレのメカニズム』と、『デフレの恐ろしさ』

はなんとなくわかっていただけたと思うのですが、

デフレになってしまったら、どうやって抜け出すの?

という素朴な疑問が浮かんでくるかと思います。

 

次回はその事についてやさしく解説してみたいと思います。

 

この記事はわかりやすかった!や、このシリーズはためになる!

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