大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

【超わかりやすい経済解説】入門編vol,3 ~デフレからの脱出~


不景気から抜け出そう!


 

こんにちは。

肉匠牛久のフナさんです。

 

このシリーズは、肉屋を営む普通の一般人が、

学者やコラムニストなどの難しい解説や表現ではなく、

身近な言葉で、身近なたとえ話なども交えながら、

【日本一わかりやすい経済解説】を目指して伝えてまいります。

 

今回のテーマは、『デフレからの脱却』です。

わかりやすく言うと、「不景気」から「好景気」に変える方法です。

「えっ!?まだ3回目なのにもうそんな所まで進むの?」

って驚く方もいるかもしれませんが、

もうやっちゃいます!

景気を良くすること自体はそんなに複雑ではありません。

 

なので今回は、デフレからインフレにするにはどうするのかをしっかりと理解しましょう!

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デフレはそもそもなぜ起こる?

 

日本国民全員が願っている事のひとつ、

「景気良くならないかなぁ~・・・」

いつまで経っても叶わない夢のまた夢のようになってしまっている

昨今の日本経済の低迷。。。

 

不景気とは、簡単に言うと「儲からない」状態です。

 

商品よりお客さんの数が少ないから、売れ残りが出てしまう。

でも、売れ残ると無駄になるため、値下げをして売る。

そのお客さんが年々貧乏になっていき、どんどん売れ残りが出てしまうため、

利益を削って、ちょっとでも安く販売し、売れ残らないように売り叩く。

 

それでも売れ残るため、もっと値下げをし、ライバルに負けないように試行錯誤する。

その矛先が「人件費削減」だ。

従業員の人件費を安くして、少しでも安く販売できるように努める。

 

たしかに商品を値下げする事はできた。

しかし、その分従業員の所得は下がり、貧乏になってしまった。

こうやってどこもかしこも売れない状況を克服しようと値下げに踏み切り、

その結果、労働者全体の所得が減ってしまう。

 

これがデフレの正体です。

詳しくは前回のブログ記事で→http://www.gyu-hisa.jp/defle-infle/

 

でもここで疑問が浮かんだ方もいるかもしれません。

 

「日本は戦後の何もない状態から、みんなが努力をして仕事をつくり、

技術を磨いてどんどん経済が発展したんじゃないの?

なら、みんなの収入も増えていたんじゃないの?

なのにどうして急に下がり始めたの?」

 

ごもっともな意見ですね。

 

下がっているという事は、それまでは上がっていた、少なくとも維持していたということ。

なのになぜ、下がるという状態が生み出たのか。

わざわざ損をする状況をどうして作り出したのかを簡単に解説します!

 

◆無理な借金が原因

 

あなたは普段から

「何か儲け話はないかなぁ~」

と口癖のようにぼやいているとします。

 

するとある知人から、

「この土地を今のうちに買っておけ!

半年後に高速道路ができるらしく、

今の土地の価格の10倍で買い取られるらしいぞ!」

という話が舞い込んできた。

 

しかし、あなたは今100万円しか貯金を持っておらず、

その土地は現在1000万。

しかし半年後にはその10倍の1億になる。

しかも国の公共事業だから話は堅い。

 

そう判断したあなたは900万円を借金し、その土地を購入。

 

だが・・・

その3ヵ月後、地盤が良くないという理由で、

その土地を高速道路が通らない計画に変更された。

当然国はその土地を通るという保障などはしておらず、

話を持ってきた知人にも責任はない。

判断したのはあなた自身だからだ。

 

結果、その土地は地盤が良くないという理由で、

土地の価格自体も1000万円から100万円に暴落。

 

その土地を他の何かに活用できるような好立地でもないため、

誰にも売る事もできず。

 

結果、あなたは100万円の土地と、900万円の借金を背負う結果となり、

今後はその900万円の借金を返す人生をおくる事になった。。。

 

とまぁ、ゾッとするような話ですが、

これ、実際に日本で近い事が起こったんです。

それが『バブル崩壊』です。

 

「バブル」についてはまた今後詳しくやりますが、

要するに、儲かる事を前提に借金をして、それを誰かに売るという事を

繰り返し、その最後に持っていた人たちが全員損をしたって事です。

 

そこで大切なのは、

さっきの土地が暴落した事じゃなく、

『借金をして買った』ってとこがポイントなのです。

 

さっきの土地の話で、もしも自分に1000円の貯金があって、

そのお金で買った結果、土地が暴落し、結果100万円になったのなら、

悲惨な状態ではありますが、「900万円損をした」という結果で終わるんです。

でも、借金をして買った場合、結果として「900万円の返済がスタート」するんです。

 

もちろんこのような結果になった場合、この人は当然貧乏になります。

これから先、稼いでも稼いでも自分の好きな事には使えず、

借金を返済するって事にばかり出費します。

 

そもそも借金というのは、誰も儲かるシステムではありません。

たとえばあなたが友達から1万円を借りたとして、

その友達に後日1万円を返してもその友達は何一つ儲かっていません。

もちろんあなたも儲かっていません。

そのときに「ありがとう」という気持ちで、10100円にして返したとしたら、

その友達は100円得をしますが、基本は貸した方も儲かるわけではないのです。

マイナスとマイナスが返済によってチャラになるだけで、プラスは生まれないのです。

 

という事はですよ、さっきのような土地を買って損をしたような人が

日本中でたくさんいたとしたら、

その後、働いたお金が誰かの所得になる事はなく、

返済という誰の所得にもなる事のないお金として消えていく。

そうすると当然、GDPは下がっていきます。

 

GDPというのは国民全体の所得の合計でしたよね?

働いて、所得を得ても、そのお金は借金返済に・・・

 

これが『デフレ』の始まりです。

なんともお粗末な原因ですよね。

お金を増やそうと、欲望に飲み込まれた結果、全員が沈没するという・・・

いまから考えるとバカバカしい事なのです。

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デフレからインフレにするためにはお金の量を増やす!?

 

先ほどはデフレになる原因を学びました。

わかりやすく言うと、借金返済をみんながするから、誰も儲からなくなった。

こういう事です。

 

こうして日本はデフレになってしまったのですが、

そもそも「デフレ」の定義を思い出しましょう。

 

「デフレ」とは、

『世の中の人の所得が減っていくため、安くしないと売れなくなる。

するとモノの価格(物価)がどんどん下がっていく。』

[デフレ=物価の下落]でしたね?

 

所得が減っていくということは、お金が少なくなっているって事です。

だから無駄遣いなんてできない。

極力無駄なものは買わずに、お金を減らさないようにする。

こう考えると、デフレが進めば進むほど、お金を手放さないようになりませんか?

ってことは、お金が回らないから、どんどんデフレは深刻になっていく。

売れないからまたまた値下げをし、物価を下げる。

だから所得がさらに低くなり、お金をさらに手放さない。。。。

 

これの繰り返しが今の現状なのですが、

ここで気付く事が一つ。

物価が下がるという事は、反対にお金の価値が上がるという事でもあるんです。

 

だって考えてみてください。

デフレが進めば進むほどお金を手放したくない、無駄に使いたくないってみんな思うんです。

モノを買うよりも、お金を持っておきたい!

だからモノが売れないんです。

で、結果、物価が下落していき、デフレは深刻化です。

 

ようするにお金の価値が高すぎるのです。

なぜお金の価値が高すぎるようになったのかというと、

お金の量が少ないからです。

 

世の中に100人居たとしましょう。

でも、りんごは90個しか無かったとしたら、

このりんごを奪い合い、確保した人は絶対に手放さないように何が何でも守るでしょう。

 

しかし、りんごが100000個あったとします。

この100人は奪い合うでしょうか?

いつでも手に入ると思っているので、奪い合う事も無く、また、

一つ誰かに盗られたからといって焦ることもなく、またもう一つを取りに行けばいいだけです。

 

このように、世の中もお金の量が少なくなると当然お金の価値は増し、

手放したくないという気持ちがうまれます。

でも、いつでも手に入る、そんなに貴重ではない、

簡単に、たくさん手に入るくらい余っていれば、

そこまで執着しません

 

なのでまずは世の中のお金の量を増やすという事がデフレ脱却には重要な事です。

 

それが、ニュースなどで言われている「量的緩和政策」と呼ばれているやつです。

今はまだ詳しく解説しませんが、要するに、国がたくさんお金を造って、

いつでも使えるように準備をしている状態なのです。

2013年から行なわれたこの「量的緩和政策」。

実際にどれくらい日本のお金が増えたのかと言うと、

これを始める前が、世の中に出回っているお金の量は約50兆円くらいでした。

しかし、現在のお金の量は350兆円を超えています。

約7倍ものお金が世の中にあるということです!

 

でも、どうでしょう。。。

実際に今、6年前と比べて7倍のお金があなたにありますか?

収入が7倍になりましたか?

おそらくなっていないでしょう。

デフレはいまだに解消していないため、維持か微増、もしくは減少しているのではないでしょうか?

 

国はデフレ対策のために「量的緩和政策」を行い、

お金を世の中にたくさん出回るよう準備したにも関わらず、デフレは続いている。。。

ここには大切な事が抜け落ちているのです。

 

GDPを増やすには所得が増えれば良い

 

景気がよくなるためには「インフレ」にしなければなりません。

「インフレ」とは『物価の上昇』で、

モノの価格が上がっていき、それに伴い労働者の所得も上がる。

だから所得が増えた分だけ生活に余裕が出るため、消費をするようになる。

モノが売れて、今までよりも品薄になる商品も発生し、

自然と物価は上昇する。

 

こうやって景気は良くなっていきます。

 

先ほど、『お金の量を増やしてお金の価値を引き下げ、いつでも気軽に手に入るくらいの量を国が造ればおのずとお金を使いだす

という理論を元に「量的緩和政策」という事を国が行ったと言いました。

しかし、現実はいまだにデフレ真っ只中。。。

 

なぜ解消されなかったのかというと、ものすごく単純で、

お金は造ったけど、みんなのところにまで届いていない!

これが何よりもの原因です!

 

じゃあその造ったお金はどこにあるのかというと、

各銀行にあります。

UFJやみずほ、りそななど、巷にある市中銀行です。

 

こういった銀行がそのお金を持っていて、

銀行は「超低金利でお金を貸し出しますよ!」と言っています。

ですが、実際は誰も借りたがりません。

そりゃそうですよね。

不景気で儲かりもしない世の中なのに、

わざわざ銀行から借金をして、会社や店を創って儲けようとは思えないですよね。

 

「たとえ金利が安くても、儲かる確率があまりにも低いのに借り入れるわけないじゃん!」

というのが国民の声です。

もちろん、住宅ローンなども同じです。

給料が上がる見込みも無い。

ましてやいつ今勤めている会社が倒産するかもわからない状況で、

大きな借金をしてまで家を手に入れるなんて考えられない。

というのも至極当たり前です。

 

だから、国はただただお金の量を増やしただけでは何の意味も無いのです。

重要なのは、【国民が儲かるような仕事を与え、お金が回るようにする

これをしなければ何の意味もないのです。

 

だから極端な話、誰も使わない建物を造ってもいいのです。

だって、目的は誰かが使う為ではなく、とにかくお金を民間に流し込む事が目的ですから、

公共事業を行い、新たに造ったお金を銀行に置いておかず、

国が先導して「〇〇を造ってくれ!」と指示を出し、

その報酬をどんどん民間に投入すればいいだけの話です。

そうすれば建築業の人が潤い、その人たちがモノを買い、

いろんなモノを消費するようになり、その消費で発生した支出は、そのお店の所得になるため

お金が回るようになる。

こうやってデフレから脱出し、インフレの状態に変える事ができるのです。

 

まとめ

 

デフレからインフレに変える方法って結構単純ってことをわかっていただけたでしょうか?

 

じゃあなんでわかっているんなら早くやらないの?

って思いますよね?

 

そこがややこしいんですよ。

 

さっき国がお金を造って、どんどん公共事業を興して、お金を民間に流していけば良いといいましたが、これをするには、国が借金をして、その借金をしたお金を民間に流し込むというシステムなのです。

これをすると、

国の借金が増えていくだけで、国民の負担が増えるだけだ!

という論調が後を絶ちません。

 

次回は、

「何故国は借金をして公共事業をしてはいけないのか?」について解説します。

世間が言う国の借金って、本当は借金じゃないっていったらビックリですよね!?

でも、これ本当なんですよ!

 

と言ったところで、また次回をお楽しみに♪

 

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