大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

肉を食べたら胸焼け・胃もたれをする ~後編~



体質が問題じゃない!肉選びが問題なんです!

 


こんにちは。大阪は高槻で黒毛和牛の焼肉をもっとも得意とし、お家焼肉をもっと焼肉屋さんのような食卓に楽しめるよう、焼肉を本格的に味わうお手伝いをする精肉店。

そんなポリシーを持って日々、商いをしている肉匠牛久のオーナー、フナさんです!

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今日は、前回の続き。

前回の記事→【お肉を食べたら胸焼け・胃もたれをする ~前編~】

「お肉は好きだけど、量が食べれなくなった~」

「次の日の朝が怖くて、あんまりお肉が食べれない。」

って思っちゃってる人に、その『胸焼け』や『胃もたれ』を防ぐための

お肉選びのポイントをお伝えしたいと思います。

お肉には2種類の『脂の質』がある!


胃もたれや胸焼けを引き起こす原因って、お肉についている『脂』ですよね。

この『脂』には、実は2種類の脂が存在するって知ってました?

この2種類って言うのが、

『リノール酸脂』『オレイン酸脂』なんです。

なんとな~く聞いた事があるかもしれませんね。

 

でも、この2種類。実はまったく違う特徴があるんです!

そして、その効果というのが、人間にあたえる影響をものすごく左右します。

 

片方を摂取すると、次の日の胸焼けや胃もたれがきつくなる。

でも、もう片方を選ぶと、ウソみたいに体調がばっちり!!

まさに、お肉の選び方で、天国と地獄が分かれちゃうって事です!!

 

じゃあその「リノール酸」と「オレイン酸」の違いについてお話しますね♪

 

リノール脂肪酸

 

この脂は、融点が低いっていう特徴があります。

冷蔵庫に入れても液体のままっていうのがまさにこれっ!

サラダ油とかナタネ油とか。

こういった脂は基本、リノール酸が多く含まれています。

 

飲食店なんかで働いた経験がある方ならわかるかもしれませんが、

フライヤーや鉄板の前にずっといると、自分の体に油臭がすっごく

こべり付いたって事ないですか?

実は、リノール酸の脂は、ニオイが強いっていう特徴もあるんです。

そして、リノール酸の脂は液体状なので、お腹の中に入った時に、

胃の壁にたくさん付着していきます。

すると、胃が「大量の脂が進入してきたぞ~!」って思っちゃいます。

でも実際は、そこまで大量に摂取していないにも関わらず、

胃の壁に付着することによって、胃が勘違いを起こすのです。

 

だから、胃が大量に胃酸を出して、消化しようと頑張っちゃう。。。

これが、胃もたれをする原因なんですね。

 

あと、これは食道でも同じです。

食道に大量の液体脂が付着するから、

胃酸が食道の方まで上がっちゃう。

これが胸焼けを起こす原因なんです。

 

 

オレイン脂肪酸

 

かたや「オレイン酸」の特徴はというと、

融点、すなわち脂が溶け始める温度が、リノール酸に比べて高いんです。

冷蔵庫にお肉を入れて、脂が全部液体になってなくなっていた!

って経験はまず無いですよね。

 

もし、こんな事になっている方は、今すぐ電気屋さんにダッシュしてください!

冷蔵庫・・・・ 壊れてますから。。。(笑)

ってことは、基本お肉に付いている脂は、オレイン酸が多いって事ですね!

 

このオレイン酸は、ニオイがあまり無いっていうのも特徴のひとつです。

焼肉屋さんに行って「脂くさっ!!」って思ったことは無いですよね。

お肉が焼けた香りの方が断然強いと思います。

この「お肉の香り」の話をすると、軽く3000文字くらいいっちゃいますので、

今日はやめときますね(笑)

 

このオレイン酸をたくさん含んだお肉は、

体内に入っても、しっかり固形の状態を保つので、

胃の壁に付着しにくいんです。

だから、胃が勘違いを起こしにくいっていう理由と、

ちょっとマニアックな話なんですが、

 

胃酸はリノール酸に反応しやすくできています。

オレイン酸が入ってきても、胃が、

こいつは大丈夫だから、あまり胃酸はいらないぞ!

って判断するんです。

だからオレイン酸の脂は、胃もたれが極めて軽減されるんです!

 

でも、お肉を見た時に、

「これはリノール酸が多いな。」とか、

「これはオレイン酸がたっぷりだ!」なんてわかんないですよね?

 

でも、なるべくオレイン酸の多いお肉を選びたい。

 

そこで、なるべくオレイン酸がたくさん含まれるお肉の選び方をご紹介します♪

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オレイン酸が多いお肉の特徴


リノール酸とかオレイン酸って、牛や豚が食べている「エサ」によって決まるんです。

 

リノール酸の多いエサを食べ続けると、その牛や豚はリノール酸の脂質になり、

オレイン酸の多いエサを多く食べると、オレイン酸の脂質になっていきます。

 

主に牛や豚が食べるエサは・・・

・トウモロコシ
・マイロ(こうりゃん)
・大豆
・小麦
・大麦

こんな感じです。

この中でも、リノール酸が多く含まれているのが、

トウモロコシや大豆です。

だいたいオレイン酸は20%くらいしか含まれていないんですって!

 

かたや、マイロ、米、オリーブ、いも類などは

トウモロコシや大豆よりも多くオレイン酸を含んでいます。

お米はかなりオレイン酸が高いってデータがあるみたいです!

 

だから、マイロやお米、いも類を多く食べてきたお肉は

胃もたれや胸焼けを起こしにくいって事ですね!

 

よく、「このお肉は独自の配合でこだわったエサを使用しています。」

とかって書かれた謳い文句がありますが、

実際には、「トウモロコシや大豆ばっかり!」って事はよくあります。

なので、あまりこういう謳い文句には吊られないようにしてくださいね。

 

逆に、「このお肉はマイロやサツマイモによって育てられました!」

って書いてあれば、胃もたれや胸焼けを心配しなくてもいいって事です!

今度お肉を買うときは、注意深く見てみて下さい。

 

脂の色でもわかっちゃう!?


実は、エサを見分ける方法があるんです。

どんなエサを食べていたのか書いていない所もたくさんあるので、

そんな時は、

「お肉の脂の色」を見てください。

食べていたエサの色が、脂に移行するんです!

だから、もしそのお肉の脂身が「黄色」かった場合は、

そのエサは「トウモロコシ」って事です。

 

逆に、「真っ白」できれいな脂の色だったら

お米やマイロを食べている事が多いですね。

 

なので、わたしも仕入れる時は脂の『色』を重要視しています。

 

これをわかっているだけで、トウモロコシを摂取していた「リノール肉」を

選ばなくなりますからね。

ぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ


いかがだったでしょうか?

胃もたれや胸焼けって、年齢がどうのって言うよりは、

肉の脂質がどうかって事がわかっていただけたでしょうか。

 

さっき出てきたエサの種類で、マイロやお米って高いんです!

牛や豚に与える用として考えた場合、けっこう農家の方はキツかったりします。

穀物の原価なんて、年々上がりっぱなしのこの時代に、

利益を得るために農家さんも大変なんです。。。

だからトウモロコシや大豆のような比較的安価なエサになるっていうのも

気持ちはすっご~くわかります!

 

脂質がいいお肉はどうしても値段が高くなっちゃう。

仕方ないんですねぇ。。。

 

ちょっとでも体に負担のかからないお肉がいい!!って方は

今日のお話を参考に、お肉選びをしてみてはいかがですか?

 

あなたのお肉ライフがより良いものになる事を願っています。

 

フナさんでした!

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