大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

お肉を選ぶ時は相手が喜ぶ事をどれだけ想像できるか!


こんにちは!肉匠牛久のフナさんです!

今日は前回のブログの続きです。

お肉を選ぶ時の基準は結局何なのか?

前回は、色々お肉の種類はあるけど、食べるという欲求を満たす事だけを

考えれば、ほとんどの場合【こま切れ】で十分おいしい料理はできますよ!

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というお話をさせていただきました!

 

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「じゃあ結局他の商品はどのタイミングで使うのが正解なのか?」

という疑問に今日はおこたえします!

そもそもお肉屋さんは何を売りたいのか?

というと、ロースのスライスであったりとか、モモのスライスや、バラの焼肉

なんかを販売したいのです。

 

こういった商品を売らないと、余ってしまうばっかりで、

結局こま切れやミンチで販売すると、売価が落ちてしまって

利益がまったく出ないからです!

なので、「こま切れで十分おいしい料理はできますよ~!」

とは言わないんです!

 

でもお肉屋さんなら誰だってそう思っている事です!!

 

こんな事をお客様に教えてしまったら、他の商品をどう処理していいのか

わからないので、お客様にこの事を伝えずに

無知な部分に付け込んで、いろんな商品を

それらしい言葉を並べて販売するのです。

 

私自身も、食肉業界に入った当初は何もわからない状況でした。

いろんな部位、いろんな加工方法、いろんなランク・・・

これらを覚えるだけでも大変でした。

 

だから、毎日いろんなお肉を味見して、

いろんなお肉を加工して、

いろんなお肉に毎日毎日触れたから、

それらのお肉の特徴や、良し悪しを知ることができました。

 

でも、一般の方が毎日こんなにお肉に携わる機会なんかありません。

 

だから、そもそも、そんな違いが分かるはずが無いんですよ!!
お肉の本当に有益な情報を、お客様に発信しようというお肉屋さんもほとんどありません。

 

どういう事かというと、お肉屋さん都合で販売していることが多く

お客様がお肉屋さんの都合に合わせる市場になっているんですよ!

 

前回も言いましたが、お弁当屋さんの「カルビ弁当」という商品に

こま切れ肉を使用しているお店は結構あります。

このこま切れ肉に、焼肉ダレをかけて焼いているのです。

 

でも、そのお弁当に使われているお肉がこま切れ

だからといって怒る人はほとんど居ません。

それがカルビ焼肉として間違いではないからです!

 

でもお肉屋さんでは、カルビ丼を作ろうとしたときに

進めてくるのは、焼肉カットのお肉です。

でも、お客様がそれでないと本当に満足しないのでしょうか?

きっと、こま切れ肉に、おいしいタレをかけて炒めても

満足のいくカルビ丼ができたかもしれません。

 

だからお肉屋さんの売りたいものと、
お客様が買いたい物は実は、違うのではないかと思うのです。

 

事実、例えばモモのスライスを例にしますと、
このお肉はきれいに伸ばして、折りたたんであるから
モモのスライスなんですね。
でも、このスライス肉を、グチャグチャっと盛り付けると
こま切れになっちゃうんです!

 

だから、この部位でしかこま切れは獲れないとか

この部位でしかスライスは獲れないのではなく

お肉屋さんがどのように加工して、どのように売るかで決まります!

ということは・・・

モモのスライスとこま切れのお肉は見た目が違うだけ
っていう場合があるってことです!(驚愕)

まぁ全部が全部ではないのですが、わかりやすく砕いて言うとこういうことです!!

 

じゃあ、こま切れ以外のお肉って買う意味ないんじゃないの??

って思っちゃいますよね?

 

そうなんです!【お肉を食べる】という欲求を満足させるためだけならば
こま切れで十分なのです!

 

ですが、お肉を買う目的が、【お肉を食べる】ではない場合はちょっと違います。

 

例えば・・・

私の奥さんが、風邪で寝込んじゃったとします。

私には3歳と1歳半の娘がいるのですが、

この子供たちに、奥さんの代わりにご飯を作ってあげてと頼まれました。

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仕事が終わって、あまり手をかける時間もない私は、

子供たちも食べやすく、わりかし早くできるものにしようと

こま切れ肉で牛丼を作ることにしました!

 

家に帰って早速牛丼を作り、子供たちに食べさせると

「おいしい~!」と満足そうに食べました!

 

もう一つ例を・・・

私の奥さんが来週誕生日です!

その日はたまたま仕事が休みなので、なにか奥さんにおいしいものを

振舞ってあげようと思い、

とあるお肉屋さんに行き、高級ブランド牛の焼肉を買いました!

そして、その日の夜、いつもありがとうという気持ちを込めて

この日ぐらいは家事の料理を休んでもらい、

普段食べることの無い、高級ブランドの、ビックリするくらい柔らかい

お肉を振舞いました!

奥さんは「こんなお肉食べたこと無い!!」

と、とても喜んでくれてよかったです♪

 

という二つの話があったとします。

この二つ、両方に共通している事は

「奥さんの代わりに料理を振舞う」

ということです。

 

ですが、大きく違うことがあります。それは・・

前者の話は、奥さんの代わりに食べ物を提供することが目的です。
ですが、後者の話は、奥さんの代わりに料理をし、日ごろの感謝を提供しているのです!この違いわかりますか?

 

最初の話は、最低限の事をできればいいという状況ですよね。

でも、後の話は、より喜んでもらいたいという気持ちが乗っかった状況なのです。

 

なので、キレイに切られたお肉ってどんな時に使ってほしいかというと、

『大切なひとを、おいしいモノで、より喜んでほしい』

っていう人に、気持ちを乗っけて振舞ってあげる時に必要だと感じてます!

 

それがすごく大きなイベントじゃなくてもいいです。

いっつも夜遅くまで働いて、帰ってきても急いでご飯を食べて、

お風呂に入って、できるだけ睡眠時間を確保しようと

リラックスタイムがあまり取れないお父さんに、

次の日が休日で、その日はいつもよりゆっくりご飯が食べられる時に

ちょっといつもよりきれいなお肉で

「一週間お疲れ様」

という気持ちを乗っけて振舞う。

 

これが、本来の、一番お客様にとって【意味のある】お肉の使い方だと思います!!

 

なので、いくらプロのお肉屋さん進めてきたからといっても、

普段のお肉として使うって時に、意味もなく、そこそこのお値段のお肉を買い、

「結局ススメられたけど、こま切れでよかったんじゃないかな・・」

などの気持ちにならないためにも、

これからは、何か小さい気持ちを、おいしい物に乗っけたいって時に

こういったお肉を選ぶということをしてみてはいかがですか!?

 

あなたのお肉ライフがより良いものになることを

願っております。

 

フナさんでした!

 

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