大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

ロースを頼んだのに、出てきたのはモモだった!



正しい肉を提供していないお店が想像よりも多い件

 


 

こんにちは!大阪は高槻で、黒毛和牛の焼肉をメインに、毎日手作りのコロッケや

ハンバーグを販売している、本格精肉店「肉匠牛久」オーナーのフナさんです。

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わたしが食肉業界に入ったのが今から14年ほど前。

始めはスーパーの精肉コーナーのテナント店から始まりました。

その後、独立をするために焼肉屋さんに勤め、

そこから焼肉屋さんで独立をしました。

飲食の世界で成功しようと思い、

焼肉屋さん以外のお店を開店させ、

肉以外の分野に手を伸ばしたのですが、それが大きな間違いでした・・・

 

それまで営んできた焼肉屋さんも閉店する事になり、

一つの事業が終わりました。

 

もう一度、ど素人に戻り、一からやり直す事を決意したわたしは、

コネなどは一切使わず、自ら頭を下げて働かせてほしいという事を伝え、

老舗の精肉店に就職し、基本から一つ一つ勉強し直しました。

 

そして今、こうして高槻という地で、もう一度商いを始めたわけですが、

数年前の自分とはあきらかに違うことを、

自分でも感じるくらい、多くの事を学びました。

だからこそ、消費者に対する向き合い方や、

商品に対する気持ち、商売のいろはなど、

たくさんの事がより深みを増した今、

今まで見えていなかった事が、たくさん見えてきて、

それらをより多くの方に、提供する事もまた、

昔の自分と変わったとこの一つです。

 

そんなわたしが、今回お伝えする内容は、

『それ、本当に○○ですか?」

という事です。

 

ずさんな商品提供


現在、わたしのお店のようなお肉の専門店というスタイルの精肉店は、

減ってきていますが、大手量販店や、スーパーのお肉屋さん、

または、飲食業界の焼肉屋さんや、ステーキハウスといったお店は

年々増え続けています。

 

そんなお肉が溢れかえりつつある今、はたしてこの業界の秩序は守られているのか

って疑問を抱く専門家などもいます。

 

・提供者数の増加問題

 

というのも、お店は世の中にボコボコ増え続けているのに、

牛の生産数は全然増えていません。

当然、実際に売れているお肉の量も、増えていないのです。

 

牛肉 < お店 > 食べられる量

 

こんな変な式になるという事です。

おそらくは、焼肉屋さんなんかは、比較的開業しやすい業態なので、

最初の設備投資さえできれば、誰でもオープンできちゃうんです!

今は、居抜き物件なんかもたくさんありますので、

そういった物件を活用すれば、設備投資もかなり抑えられます。

 

実際わたしの知人も、建築業の傍ら、自分のお店を持ちたいという理由で、

焼肉屋さんを250万円でオープンさせていました。

 

今は本当に便利になり、お肉を切る技術がなくても出来ちゃいます。

わたしたちのような精肉業が、焼肉屋さん向けの、カットした状態のお肉を

業務用で販売しているところがたくさん増えました。

しかも、調理はお客様が自分で焼くので、その技術もいりません。

だから、焼肉屋さんや鉄板焼き屋さんが増え続けているのです。

 

それでですよ!

問題は牛の量が増えていないって事です。

普通お店が増えれば当然、商品が不足するので生産量は上がるはずです。

しかし、その生産量があがっていない・・・

 

って事は、お肉を置いていないお肉屋さんがあるって事??

いや、そんなはずはありません!

 

じゃあどうなっているのかって思いませんか?

そのからくりが悪質なんです!

 

・商品部位を騙して販売

 

これが現在、横行しまくっているからくりです。

一頭の牛から獲れる各部位の量は決まっています。

ロースなら一頭から2本、タンなら1本のように。

 

でも、世の中の精肉店や、焼肉屋さんを見てください!

ロースにカルビにハラミといった定番部位が山のように存在しています!

 

そんなことありえるのか?

いえ!!絶対にありえません!!!

 

じゃあどうやっているのかと言うと・・・

 

ロースでもなんでもない部位を堂々と『ロース』として

販売しているからです!!

 

いわゆる【部位偽装】というやつです。

「これってありなの?」って言う声があがりますが、

無しです!絶対にダメな事です!

 

ですが、実際は、取り締まれないというのが現状です・・・

 

こういった事は食肉業界に限らず、いろんな業界でもある、定番悪徳商法では

あると思いますが、お肉の場合はわかりにくいのがネックです。

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・お肉は騙しやすい

 

例えば腕時計なんかは、結構偽物の商品が出回っていたりしますよね?

でも、腕時計ともなれば、偽物を見分ける事がまだしやすかったりします。

すごく精巧に造られているものもあるので一概には言えませんが、

偽物の腕時計を購入する人は、その時計が偽物だから安いということを

わかった上で購入している人も多くいます。

ですが、お肉の場合はそれが何の部位なのかが判らないってケースがほとんど。

さすがに食肉関係者ならすぐに判りますが、一般の方はなかなか判別がつきません。

 

「でも、本人が納得していればいいんじゃない?」

そういった意見もあると思いますが、ビジネスをされている方なら判ると思いますが、

ある一定の秩序を保たなければ、業界自体が沈んでしまうという事。

 

ようは、ロースはこれですよ!って多くの人に偽物を教えると、

本物のロースが全く売れなくなります。

ロースが売れなくなっても、騙して売っているお店は知らんぷりです。

そして価格崩壊が起きます。

 

今まで比較的安価だった商品が高額商品になる。

そしたら、消費者の方はたちまち手が出なくなる。

そしてまた、騙せる商品を探して安いお肉を売る。

 

こんな低レベルな事が繰り返されます。

実際に牛肉のモモなんかは典型的なパターンです。

 

モモの比較的キレイなサシが入った部位を、コゾッて「ロース」で

販売した結果、モモがある時から急激に高値を付けはじめました。

比較的安価な部位だっただけに、ビックリされる方もたくさんいました。

 

このように、結局消費者も販売者もみんな得をしない結果を招くのです。

 

あの手この手の工夫は販売者側も大切な事です。

ですが、だからと言って偽ってもいいとは違います。

もっとお肉の魅力の伝え方だったり、

お肉以外の価値を提供する工夫をして、

本来の正しいお肉の楽しみかたを肉匠牛久は推奨します!

 

なので、あなたもお肉を楽しむ時は、

本当に信頼のおけるお肉屋さんでお肉を購入、または食べに行ってくださいね!

 

あなたのお肉ライフがより良いものになる事を願っております。

 

フナさんでした!

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