大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

安い肉のリスク



安く販売できる肉にはやっぱり理由がある

 


こんにちは!大阪は高槻で、黒毛和牛の焼肉をメインに、朝一手作りで作る

コロッケやハンバーグを販売する本格精肉店オーナーのフナさんです。

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あなたは普段、どこでお肉を買っていますか?

日本では今、およそ70%の方がスーパーで食料を買うというデータがあります。

ということは、当然お肉もほとんどの人がスーパーでお肉を買っています。

 

あとは、百貨店で買う人と、専門店で買う人に分かれているんですが、

なぜ、ほとんどの人がスーパーでお肉を買うのかというと

価格が安いから

なんでも大体のものは揃うから。

この二つが主な理由です。

でも、今の20代や10代の方は、そもそも親がずっとスーパーで買っているから

百貨店とか専門店で食品を買うという発想自体がない場合も多いのです。

 

ですが、2つ目の理由の「なんでも大体のものは揃うから」というのは、

総合スーパーの場合。

食品スーパーなどではなんでも揃うとまではいきません。

 

そこで選ばれている理由として挙がるのが

「安さ」への魅力です。

じゃあ安さってそもそもどうやって実現しているのかというと、

大量仕入れをして、原価コストを抑える。

機械化にして、人件費を抑える

単純に激安商品を仕入れる

主にこういった理由で安さを実現させます。

 

しかし、大量仕入れというのは、大きなコンテナで仕入れたり、

倉庫の品物を買い上げるといったとてつもない量の仕入れの事をいうので、

普通の中小店舗には絶対にマネのできない方法です。

 

機械化を進めるにしても、実際に無人レジになっていたり、

在庫管理を自動センサーで行なっている店舗などはほとんどなく、

人は現金をやりとりしているお店が大半です。

あなたも生活をしている中で、現金を出さないって事は無いと思います。

電子マネーは徐々に普及していますが、まだまだ生活の中心は現金です。

そう考えると、超大手企業でもない限り、安さを実現させる方法というのは

3つ目にある「単純に激安商品を仕入れる

この方法なのです。

当然、お店側の利益もガリガリっと削っています。

だからサービスをする中で、お客様が喜ぶ特典や、スタッフによるお客様対応、

よりキレイに見せる梱包剤などは経費削減対象になってきます。

 

こうして、人、モノ、サービスを削るだけ削って、さらに激安商品を仕入れる。

これが安価提供店の方法です。

 

安いお肉とはどんな肉なのか?

実際に安い肉にはリスクがあるのか?

こんな疑問が浮かび上がると思います。

生き物の「牛」を安くするにはどんな要素があるのかをご説明します。

 

エサ代

牛を肥育していくのに絶対に掛かってくるコストが「エサ代」です。

このエサ代を安くする事で、当然牛が安くなります。

普通に生えている牧草などをメインのエサにするとコストは掛かりません。

そして、ちょっとでも大きくする為に水をたっぷり飲ませれば、体重は増えます。

こうして牛のエサ代を抑えていきます。

でも牛というのは、最終的に出荷する際に何が重要かというと

体重」なのです。

牛は1kgあたりの金額が設定されて、その金額×体重で売買されます。

だから、大きくなればなるほど、生産側は儲かるのです。

 

でも、大きくするには時間が掛かります。

時間が掛かるとその分のコストが掛かりますよね?

寝床を作るワラ代や、世話をする飼育員の人件費など、

長く飼えば飼うほど原価が高くなるのです。

 

だからできるだけ早く育てる。

そうすることによって、より安い牛ができるからです。

そこで使われているのが「成長促進ホルモン剤」という薬です。

この薬は、牛を少しでも早く成長させるために、強制的にホルモンの分泌量を増やし、

成長速度を上げるというもの。

 

このホルモン剤(酢酸メレンゲステロール)は、EUで全面輸入禁止になっている薬剤で、

このホルモン剤を投与されている家畜も当然、輸入は禁止です。

 

ホルモン剤ってそんなに危ないのか?

 

このホルモン剤(酢酸メレンゲステロール)は、牛のホルモン成分【エストロゲン】を

大量に促すというもの。

そのエストロゲンが大量放出されると、牛はぐんぐん成長していきます。

 

でも、このエストロゲン濃度が高い牛を食べると、

発ガンリスクが急増します。

主に乳がんや、前立腺がんを引き起こし、

もちろん子どもの成長も早まります。

 

一昔前に比べて、乳がんや前立腺がんって増えたと思いませんか?

 

実際、こういった牛が国内に増加し始めた1980年代後半を境に、

1990年代から、乳がんや前立腺がんは25%も激増しています。

かなり恐ろしい数字ですよね。。。

 

子どもの体の発育や、性への目覚めの早まりも、このエストロゲン濃度が高い肉を

食べていることが原因ではないかと言われているのです。

 

わたしたちの幼少期って、中学生になっても異性の事を受け入れられず、

恥ずかしいって気持ちが大きかったように思いますが、

今や、小学生や幼児レベルでも恋愛ドラマのような〝交際〟をするとか(笑)

子どもが『浮気』とかって言っている事が信じられない・・・

 

こういったリスクがある事をまずは覚えておいて下さい。

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病気をしないために

 

牛が病気をしたら、当然食欲が低下します。

そうすると、牛の成長が遅れますよね?

これではいつまで経っても出荷できずに、コストばかりが掛かってきます。

 

こうならない為に施しているのが「抗生物質薬」を投与します。

この「抗生物質薬」を投与することによって、牛は常に病気をしない体になっているのです。

 

でも、これまた薬漬けになるという事です。

 

抗生物質漬けの牛はどうなのかというと、

かなりヤバイです!!

というのは、抗生物質漬けになっているという事は、

牛の体内にいる菌も強くなっているという事です。

つまり、耐性能力が上がった最強の菌が出来上がっていくということなのです。

 

たしかに牛自体は病気をしないかもしれません。

しかし、牛の中にいる菌は死滅するどころか、筋トレをしている状態。

なので、その強い菌をわたし達は食べているという事です。

 

最近、食中毒ってかかると猛威を振るうじゃないですか?

昔から食中毒はありました。「食べ物に当たった!」って言っていたやつです。

でも、今ほど重症化するケースは少なかったのです。

 

今は、菌が耐性能力を上げているため、人間に襲い掛かると

ものすごい威力を発揮しちゃうんです。

 

また、ウイルス系の病気も同じです。

耐性能力が上がった牛の中にウイルスが入ると、

その中で強くなって外に出ます。

そして、人間に感染して、ただの風邪でも重症化したりするんですね。

 

まあ、ウイルスの話は少し余談になりましたが、

耐性菌の牛を食べることは、リスクが高いということです。

 

 

人を減らしてコストダウン

 

これが一番わかりやすく、馴染みがある事ですよね。

 

牛を肥育するのには、絶対飼育員が必要です。

その飼育員を少しでも減らせば、大幅なコストカットができます。

そこで取り入れられるのが、牛舎の中のゲージを減らす事です。

 

ゲージの掃除が一番手間なので、ゲージを減らせば飼育員の仕事も減ります。

なので、ひとつのゲージにできるだけ多くの牛を入れれば手間が省けるのです。

しかし、牛というのはストレスをすぐに抱えてしまうデリケートな動物。

そして、そのストレスを抱えた量が多ければ多いほど、肉質は悪くなります。

ストレスを抱えた肉は、肉自体のキメが荒くなり、筋肉が緊張状態になるので、

硬い筋肉になります。これが、肉を硬くするもっとも代表的な理由です。

 

なので結果的に、肉としてのデキが悪くなるのです。

マズい肉はこうやってできるのです。

 

まとめ


肉を安くするのにはさまざまな手段が施されています。

しかし、どれも人間にとっては良くないことばかりです。

より自分たちが安全で、安心できるモノを食べるためには

自分たちがしっかりとした知識を得て、

しっかりと意識をしていかなければならないという事です。

 

そして、一番アウトな事が、

『安い肉を扱っているお店ほど、こういった事を知らずに販売している』

という事です。

 

自分の商品がどんなモノかなどは目もくれず、

売上と利益にばかり目が行っているのが実状です。

こんなプロ意識の低いお店が、お客様の安全を真剣に考えているとは思えず、

自分がベンツやクラウンなどの高級車に乗ることばかりを考えています。

 

そうではなく、本当にあなたの事を真剣に考えながら運営している

お肉屋さん選びをしてくださいね。

 

お肉以外でもこういったことはあると思いますので、

価値の無いお買い物をしないよう、意識していきましょう。

 

あなたのお肉ライフがより良いものになる事を願っております。

 

フナさんでした!

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