大阪は高槻で柔らかい焼肉を日々研究する精肉店の話

『吉野家』『松屋』『すき家』各社のお肉ってどんな肉?


 

大手牛丼3大チェーンを比較してみよう!

 

こんにちは!大阪は高槻で、お家焼肉を焼肉屋さんクオリティーに!をモットーに

めっちゃ楽しい食卓を作る精肉店を営んでおります、オーナーのフナさんです。

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わたしがお肉屋さんだって事でよく質問される事があります。

「〇〇のお肉ってどうなの?」って。

以前、このブログで、マクドナルドのお肉についてお話をしましたね。

マクドナルドの記事はこちら→

今回は、これまた質問の多い話題、

【牛丼チェーン】のお肉に関して、

お肉屋さんの視点からお話させていただきます。

 

世間で言われているほど・・・

 

ネットなどで”吉野家 肉”などを検索するとこんな内容が。

「人間が食べる肉じゃない!!」

「クズ肉だからあんなに安い!

「アメリカ人でも食べない危険な肉!」

こんな記事がたくさんあがっています。

 

これは吉野家さんだけに限らず、どこの牛丼店の名前で検索しても

結構出てきます。

 

 

本当にここまで言うほどの肉を使っているのか!?

答えは「NO」です!!

まったく持ってのガセネタです。

 

そもそも、牛丼各社が扱っているお肉は

【ショートプレート】をいう部位は、

日本語では「バラ」や「カルビ」といった部分です。

焼肉なんかではおなじみの部位ですよね。

 

この部位をアメリカやオーストラリアから輸入しているのですが、

こんな部位を食べるのは日本人だけなのかというと、

そんなことありません。

 

アメリカやオーストラリアでは、飲食店が安いからという理由で

こういったお肉をたくさん使っていました。

外国の家庭ではあまり食べる文化は無いみたいですが、

外食をしたときには当然のようにみんな食べていますよ。

 

ただ、日本の牛丼チェーン店が、ショートプレートを買うようになってからは

アメリカやオーストラリアでの使用量が減ったそうです。

 

だから、外国人からすればゴミ同然っていう言い方はちょっと行き過ぎかなと・・・

逆に、かなり健全な部位ですよ。

お肉屋さんからすれば、当たり前の部位で、

普段からみんな販売している定番部位です。

なので、みなさんあまり変な情報に惑わされないようにしてくださいね!

 

でも、肝心なのはここから!

各社が使っている【ショートプレート】は、

原産国によって、品質が大きく異なってきます。

 

各社の牛肉輸入国

 

・吉野家・・・アメリカ産

・松屋・・・・アメリカ・カナダ・オーストラリア

・すき家・・・オーストラリア・ニュージーランド

 

このように、各会社によって、輸入先はさまざまです。

この輸入先。わかりやすく分類すると、

「ジューシー系」「アッサリ系」に分かれます。

 

アメリカ産のお肉はジューシー系です。

原因は、穀物をエサで与えているから。

穀物は脂肪酸を作りますので、脂質が発達します。

オーストラリアやニュージーランドのお肉は「アッサリ系」です。

これは、エサが牧草をメインにしているからです。

穀物をあまり摂取しないので、脂質の発達はあまりなく、

筋肉が発達しやすいから、アッサリの赤身系になります。

 

肉屋の観点から言うと、

牛丼や肉じゃがのような「煮物」料理には、

間違いなく「ジューシー系」がオススメです!

食感のストレス、味のノリ、見た目と、煮物にはこういった要素を考えると、

赤身系を使うことによって、「おいしい」ということに関しては「?」な印象です。

ヘルシーさを重視するなら別ですが、「おいしさ」という点では

やはりアメリカ産が一番ですね!

 

お肉の量が多いのは?

 

牛丼っていうくらですから、「お肉」を楽しみたいわけですよ!

そこで、気になるのが、

「どこの牛丼会社が一番肉が多いのか?」

その順位を発表いたします!

※あくまでも公式調査ではなく、個人レベルの結果です。

 

第1位

「すき家」

並盛り・・・牛肉約95g

 

第2位

「吉野家」

並盛り・・・牛肉約70g

 

第3位

「松屋」

並盛り・・・牛肉約65g

 

なんと、「すき家」がダントツの1位でした!

ちなみに、

牛肉とたまねぎの【比率】でも、ダントツですき屋の牛丼が勝っていて、

お肉をとにかく味わえる牛丼なら「すき家」って事ですね。

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味の特徴は?

 

各社ともに味もやっぱり違います。

どんな風に違うのかを説明しますね。

 

まずは「すき家」から。

「すき家」の牛丼は、甘すぎず辛すぎずという味付けで、

ちょうどすき焼き風の味付けです。

しょう油もそこそこ効かせている印象で、

味としては食べやすいです。

ただ、お肉が”赤身系”な分、しょう油系のつゆをたくさん吸収し、

お肉の味がほぼありません。

脂分が少ないので、お肉の良さっていうのがかき消されている印象です。

 

次に解説するのは「吉野家」です。

「吉野家」の牛丼は、一言でいうと「甘め」です。

ただ、この甘さは「すき家」の甘さとはまったく違い、

すき焼きのようなみりんと砂糖風味ではありません。

どちらかと言うと、「フルーティー」な甘さ、

しつこさは無いのですが、「白ワイン」などの甘さ、

そして、牛肉の脂の甘味などもプラスされて、甘さが作り出されています。

なので、「好き」と「嫌い」が一番分かれる牛丼でもありますね。

 

最後にご紹介するのは「松屋」です。

松屋は、牛丼ではなく牛めしと呼んでいて、印象を変えているイメージです。

一昔前の松屋の牛めしは、正直あまり美味しいものではなく、安さが目立っていました。

しかし、ここ数年でその印象は一気に変わり、「プレミアム」という名前をつけ、

味付けも一新されたとか。

あきらかに昔よりもはるかに美味しくなっています。

 

味は、甘さ控えめで、「コク」が強い印象です。

ちょっと大人な上品牛めし。

こちらのお肉は、アメリカ7に対して他カナダなどが3くらいです。

味付けには「赤ワイン」が使用されていて、これがコクを生み出す要因ですね。

お肉の味もしっかりと活かされていて、味付けも品がいい。

一番多くの人が食べやすい味でしょう。

 

 

まとめ

 

大手牛丼チェーン店3社の比較をしてきましたが、

印象からいえば、一番ポイントが高いのは「松屋」かなと思います。

味もそうですが、メニューもそこそこ豊富で、しかも一貫性がみられるので、

素直に楽しめるといった印象です。

 

続いては「吉野家」でしょう。

ちなみにわたくし個人的には、吉野家派なのですが、

やはり甘さの好き嫌いが分かれるって事と、

メニューの数が、他に比べて圧倒的に少ないので、

吉野家ファン以外にはなかなか響かないのかなといった印象です。

 

最後が「すき家」。

お肉の量はたしかに多い。

ですが、やはり煮物にはあまり向かない肉を使用しているので、

味に深みが感じられないんです。

悪いものを使っているわけじゃないんですが、やっぱり相性があまり良くないので、

ぜひとも、お肉をチェンジしてみてはと思います。

味付けは無難な味付けなので、日本人ならあまり違和感はないでしょう。

だからこそ、お肉の相性の悪さが際立っているのかもしれません。

 

お肉屋さんから見た牛丼チェーンの解説でした。

残念ながら、ネットで言っているほど悲惨な業界でもなく、

お肉屋さんから見れば普通の業界ですので、

これからも牛丼は気軽に楽しんでくださいね~♪

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3 thoughts on “『吉野家』『松屋』『すき家』各社のお肉ってどんな肉?

  1. 肉通貧乏人

    肉の量は多いかもしれないが、不味い一番はすき家だと思う。
    肉の旨味が無い。
    吉野家も牛丼に限らず他の丼とかも甘ったるい、甘さで肉の悪さを誤魔化している。

  2. 西 山 公 平

    分かりやすい解説で、なるほどと思いました。ただ、僕の牛丼ランキングでは①なか卯②松屋③吉野家④すき家です。「なか卯」を除くランキングは一致してるんですが、「なか卯」は論外なんでしょうか。確かに「牛丼」からは撤退し、「和風牛丼」だけになりましたが、「和風牛丼」の味、その他のメニューの充実感から考えると「なか卯」が一番行きたいお店のようなきがすRのですが・・・

    1. funasan Post author

      西山公平さん、コメントありがとうございます。なか卯も中に入れようか迷いました。ただ、なか卯を入れてしまうと、ゼンショーHDのお店が半分をなってしまうので、ゼンショー代表ですき家とさせていただきました。また、番外編でなか卯についてもやりたいと思います!

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